茅ヶ崎ロータリークラブ 2020-21年度 大箭 剛久 第61代会長方針 
 


みんなで創ろう、新たな1ページ
 



 











大箭 剛久 会長

 

 
創立60周年 ― クラブにとって記念すべきこの年度を、世界的にも非常に厳しい環境の下で迎えることとなりました。ロータリー活動の基本であるべき例会の開催すら、思うに任せぬここ数ヶ月の状況下、この60周年の年をどのような年度にするべきなのかを私なりに考えてまいりました。

「企業30年説」ということをよく耳にします。設立当初は、その時代の要請に合った企業であっても、時代とともに社会のニーズが変化し、それに対応できない企業は衰退していくということです。思えば30年程前、日本はバブル崩壊という大きな試練を経験しました。その前後を境に、我が茅ケ崎RCも右肩上がりだった会員数が反転し、減少の一途を辿る局面を迎えました。更に30年経った今、未曽有の危機と言っても過言ではないような重大な問題に直面しています。

2020-2021年度のRI会長ホルガー・クナーク氏(ドイツ、ヘルツォークトゥム・ラウエンブルク・メルンRC)は、今年1月の国際協議会のスピーチで、現在の状況を暗示するかのように、ポール・ハリスの言葉を引用して次のように述べています。「ロータリーは変わらなければなりませんし、必ず変わります。(中略)ポール・ハリスが言ったように、時に革命的でなければなりません。そして、革命的であるべきときは、まさに今なのです。その一つの方法は、新クラブのモデルを作り、ロータリー会員であることの意味を考え直すことです。」

新型コロナウィルスの蔓延で、わずかの期間で世の中がこれだけ厳しい状況に様変わりしてしまった現在、それでもロータリー活動を続ける意味というものが問われていると感じています。たまたま茅ケ崎クラブにとっては60周年、還暦の年に当たる訳ですが、今年は日本のロータリーが誕生して100周年という節目の年でもあります。今私たちがロータリアンとして考えるべきことは、ポール・ハリスが提唱したロータリー草創期の精神を堅持しつつ、かつ未来へ続く道を模索することではないかと考えます。

先述の2020-2021年度RI会長ホルガー・クナーク氏が掲げられたテーマは「ロータリーは機会の扉を開く」です。従来のあり方に捉われず、「この機会をとらえてロータリーを成長させ、より強く、適応力を高め、中核的価値観により沿ったロータリーとなる」ことを目標としています。そして第2780地区久保田英男ガバナーは、「TOGETHER〜+もっと自由に」を地区方針として掲げられました。久保田ガバナーも、ポール・ハリスを始めとする仲間4名が一堂に会して(TOGETHER)、産声を上げたロータリーの草創期に想いを馳せ、新しい時代への扉を開こうと表明されています。

茅ケ崎RCでは、ここ何年かに及ぶ新会員の比率の上昇を受け、今一度クラブのあり方を見つめ直す取り組みを行ってきました。その確かな成果が得られる前に、更なる試練が目の前に突き付けられた形ですが、むしろこのような時こそ、組織の本質的なあり方が見直せるのではないでしょうか。パナソニックの創業者である松下幸之助氏も「不況またよし。不況は改善、発展への好機である。景気の悪い年はものを考えさせられる年。だから、心の革新が行われ、将来の発展の基礎になる」と述べています。

我が茅ケ崎RCの会員の皆様も非常に辛く苦しい日々をお過ごしのことと思います。私の会社も例外ではありません。しかしながら「晴れぬ長雨はない」という言葉の通り、いずれはこの難局も終焉を迎えるでしょう。その時が来るまで、今の環境下でクラブの会員同士がお互いに励まし合い、勇気を与え合うことができれば、それはロータリーの親睦活動としての重要な成果であり、また事業者として、それぞれの業界を支えていく礎に繋がるものと前向きに考えたいと思います。

これらを踏まえ、今年度の会長方針は「みんなで創ろう、新たな1ページ」としました。昨年のラグビーワールドカップで日本代表が私たちに示してくれた教訓は、選手各人がチームのために何ができるかを考え、実行することが、個々の力の合計を大きく上回る結果に繋がるということです。ロータリー活動は、誰かに任せておけば良いというものではなく、会員一人一人がクラブの中での役割を果たしてこそ意味のあるものになると思います。また、このような時代だからこそ、ロータリー活動を通して、みんなで一つの目標に向かって行くことが重要なのではないでしょうか。

そこで、今年度は下記の4点に重点を置いて取り組んでいきたいと思います。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

1.何と言いましても今年は創立60周年ですから、まずは記念式典、記念事業など、クラブの軌跡として記憶に残るものをみんなで形にしていきたいと思います。

2.5年後10年後のクラブのあるべき姿を見据え、特に会員歴の短い会員が積極的に活動に参加できるように後押しします。

3.進化し続けるインターネット社会に対応していくため、ホームページの活用の他、ウェブ例会、ペーパーレス化などの可能性も検証していきます。

4.ロータリー賞に掲げられた25の目標のうち、13項目の達成(受賞のための最低ライン)を目指します。